梅雨入り

そとは、あめ。

今、人生の変わり目に来ているのを感じる。

親しんでいたものが去っていき、なんだか上手くいかないことばかり。

開運祈願に近所のお寺に赴いた。

雨上がりの参道はひと気がなく、静かで気持ちがいい。

石畳の水たまりに陽の光があたって美しかった。

子どもたちが小さかった頃、よくここを通ったけれど、こんなに美しいなんて気が付かなかった。

参拝をすませると、参道脇の木立にカラスの親子がいた。

親ガラスと同じ大きさに育った子ガラスが、ガアガア甘えた声で鳴き、大きな口を開け、餌をもらっている。

お宅もそろそろ巣立ちだね。

空になった巣で私は何をしているだろう。

今までも私は古いものをなかなか手放せず、ぐずぐずして幸運の女神の前髪をつかみ損ねてきた。

一歩踏み出してみようかな。

作成者: rs1501200

ふんわり、ぷっくりのイラストで絵本をかいています。 リスやこぶたなどの動物のイラストが得意です。 千葉県在住