映画「ギルバート・グレイプ」はジョニー・デップ主演でレオナルド・ディカプリオがアカデミー賞にノミネートされるほどの演技の作品だが、20年くらい前にそれを観た私は、別のことに衝撃を受けた。人生をあきらめていた青年ギルバート(ジョニー・デップ)の前に現れる自由な女性ベッキー(ジュリエット・ルイス)のショートカットの可愛さと個性的なファッションだ。すぐさま美容室へ駆け込み、子供のころから長かった髪をショートに。ジュリエット・ルイスには遠く及ばなかったが、周りの評判はまあまあで、今まで似合わなかった服を選び、別の人間になった気がした。