浅草仲見世は呉服屋さんが多く、リサイクルのお店もあると聞いて、小雨が降る7月の平日、浴衣の帯を求めて呉服屋さんめぐりに出かけた。
スマートフォンの情報をたよりに、迷路の様な仲見世をあっちこっち曲がってお店を探した。
今まで浅草と言えば食べ歩きと思っていた私は、呉服屋さんと和小物屋さんの多さに驚いた。
浅草の呉服屋さんは皆、親切で話しがうまくて楽しい。
一日でこんなに多くの人とおしゃべりしたことは、あったかな?
6軒目でようやく素敵な逸品を見つけ、買うことができた。
普段の生活とは違う世界、なんだか面白い。
しかし、お昼ご飯を食べようと入ったお店で、厨房で働く外国人が店主にひどく叱られているのを見て、夢からさめた。
あつあつのご飯は、味が無かった。
家に帰って帯をみると、やっぱり素敵!と惚れ惚れしつつ、いろいろと考えさせられる一日だった。